最近少々塾の厳しい状況ばかりを書いてしまっておりましたので、そうではない部分も見ていただきたいなという動機です。
もう10年ほど前になりますが、将来学校の先生になりたいという中学1年生の生徒を担当しまして、そこから中学3年生まで3年間メイン担当でした。
教科の担当はもちろん、保護者との面談、進路相談、すべて担当しました。
とくに教科については、私はマルチで教科担当できますので5教科中3教科を担当していました。
その生徒は大学で教育学部に入りたいという希望がありましたので、必ず行かなければならない高校もありました。
ですが中1時点では全く手の届く状況ではなく、そこから戦いは始まりました。
ですが少しずつ、でも着実に志望する高校に手の届く位置までこぎつけ、最終的には無事合格しました。
これは本人の頑張りと保護者の方の献身的な補助が大きかったのですが、高校に入って離れていても定期的に手紙などを私にくれ、近況報告してくれるような関係が続いていました。
その後大学にも無事受かり、志望していたとおり教育学部を卒業し、今では大学院に所属していますが、学校教師になるための経験の一部として、
なんと今私の下でバイト講師として一緒に働いています。生徒だったのが今は同僚です。プロの講師と学生講師という立場の違いはありますが、職場で一番関係が長く、かつ最も信頼できる講師です。
10年前にはこんなに関係が続くとは思っていませんでしたよ。
こういうのが塾講師の良いところですね。
その人の人生に介入するのが塾講師の仕事です。それが一過性のものではなく、私の人生においても大きな存在となっています。
もちろんこれはかなりのレアケースではありますが、こういうのがあるから塾講師は続けられます。
たぶん塾講師というのは、それを生きがいと感じるくらいでないと長続きはしないと思います。世間が思っているほど給料も高いわけではないですし。
私は恵まれています。
これからもお互い人生に介入するような、そんな関係が続くようなことを様々できればと思います。