現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

見分けにくい動詞の活用形

以前、動詞の活用形と活用の種類の見分け方について触れました。

jyukukoushiburogu.hateblo.jp今回はその発展版、見分けにくい動詞の活用形のお話です。

さてここでいきなり例題。動詞の活用がよくわからない方は上記の内容を熟読した上で次の問題を解いてみてください。

 

(例題)

次の──部の動詞の活用形を答えなさい。

① 道を歩く

② そこを歩かないで。

③ そこを歩くな。

 

解答

①終止形  ②未然形  ③終止形

 

どうでしょう、わかりましたかね?

①は文末ですし言い切りの形ですからすぐに終止形であると判断がつきます。

②と③は、禁止を呼びかけている文だし命令形では?と思ってしまった方、残念、不正解です。②は未然形、③は終止形です。

②の文は「歩かない」というように打消しの助動詞「ない」にくっついていますから未然形です。あるいは五段活用で「歩」と活用語尾が「」になっているから未然形という判断もできます。文全体の意味に惑わされないでください。

③の文は「歩く」の「」は禁止を示す助詞です。この助詞は終助詞という種類の、文末に付く性質のある助詞です。これはべつに動詞の活用そのものには何も影響を持ちませんので、「歩く」は終止形です。こちらもうっかり文全体の意味から考えてしまわないよう注意が必要です。あるいは、五段活用で「歩く」は終止形か連体形しか発生しませんので、体言にくっついているわけではないから終止形というふうに消去法で判断しても良いです。

 

まぁ入試でこんなイジワル問題は出されないと思いますが、

いや、出るか? どうなんでしょう、でもあんまり見たことありません。

いちおう知っておいて損はないと思いますし、より深い理解にも繋がると思いますので、よく見分け方を把握しておきましょう。