現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

最近よく入試で出る、土倉・酒屋・問・惣・馬借・座・株仲間・・・

出題者側が出しやすいんでしょうね、これ。なぜならその時代にどのような人々がいたのか、知識はもちろん時代背景や判断力もそれなりに必要な問題だからです。出題者にとって都合が良い問題が作れるわけです。

タイトルの呪文のような漢字たちは何かというと、室町時代から江戸時代にかけての民衆の立場や仕事、組織を表す言葉です。

おもな用語の意味は以下の通りです。

室町時代
 鍛冶・・・金属を加工する職人。
 馬借・・・馬による運送業
 車借・・・牛による運送業
 問、問丸・・・倉庫や保管、陸上輸送の仕事。
 土倉・・・金貸しや質屋。
 酒屋・・・金貸しや質屋。土倉と同じ。土倉酒屋ともいう。
 寄合・・・農民の話し合いや、話し合いの場。
 惣、惣村・・・寄合を行う主体的な村。
 座・・・商工業者の組合。

≪江戸時代≫
 株仲間・・・商工業者の組合。室町時代と呼び方が変わる。
 本百姓・・・自分で農地を持っている農民。
 水呑百姓・・・農地を借りて農耕をしている農民。小作人
 五人組・・・農民の、連帯責任を負わされるグループ。
 地主・・・自分の土地を持っている人。
 地借り・・・自分の土地を持たない人。
 家持ち・・・自分の家を持っている人。
 店子(たなこ)・・・自分の家を持たない人。
 問屋・・・商品を仕入れて販売店に販売する中継ぎ業者。
 蔵元・・・蔵屋敷での、商売人。
 掛屋・・・蔵屋敷での、売上金の管理や保管業。

 

まぁいっぱいあるもんですね。これでも資料集などに掲載されているものの6~7割くらいに留めています。ほかにも様々な用語が存在しています。飛脚とかはさすがに内容がわかるかなと思ってまとめていません。

覚えにくいものもいくつかありますね。その場合は辞書などを引いて言葉の由来を調べると良いと思います。

例えば土倉。倉が必要なくらい儲かっている人々なわけです。だから有り余るお金で金融業をやっていたわけです。また酒屋も、酒って嗜好品ですから安定して売れるんですね。だからやっぱり金を持っていたんで金融業。

中2の人はそろそろ明治時代くらいの歴史にさしかかる時期かと思います。小6の人はもう習った後ですかね。しっかり覚えてテストで使えるようにしておきましょう。