江戸時代の「士農工商」という言葉は昔は歴史の教科書に普通に出てきていましたけれど、今は死語になっています。消えてしまった言葉になっています。
実際には武士・百姓・町人の3つに分けられていたからですね。士農工商という言葉では身分制度を的確に表していないからという理由で教科書から消えてしまいました。
もともと士農工商という言葉は古代中国の言葉です。これを無理矢理江戸幕府の身分制度として当てはめてしまっていたというのがそもそも無理があったというわけです。
ところで、「百姓」と「農民」という言葉はどう使い分ければ良いのでしょうか。あまり教科書では説明されていません。
厳密には、百姓とは身分制度上の立場、農民は農業を営む人々という意味です。
何を言っているのかというと、例えば農民のほかにも、漁業を行っている漁民、狩りを行っている狩猟民、山に入って木を切る林業従事民など、様々な職種があります。そういうのもひっくるめて百姓です。
百姓という言葉が上位語、農民という言葉が下位語に当たると考えてください。
やはりこういうところからも、士農工商という言葉は正しくないと言えてしまいます。
たぶん今35歳以上くらいの人は士農工商で学生時代に習ったと思いますが、今はもう使ってはいけない言葉ですからうっかり使わないようにしましょう。