例えば英語で主語をなくすと勝手に命令形になってしまいます。また英語は文法を守らないと語句の修飾関係がめちゃめちゃになったり、へたすると疑問文になってしまったりします。
ですが日本語は主語を省いても「察してね」という感じで普通の文として成立してしまいます。また日本語は文法を守らなくても修飾関係を「なんとなく」で伝えることができ、さらには「倒置法です」とすれば語句の順番は何でもありになります。
日本語は漢字、ひらがな、カタカナはもちろんのこと絵文字や顔文字まで駆使し、さらには外国の単語いわゆるカタカナ語まで混ぜ込んで何でもありです。挨拶や返事の種類、第一人称や第二人称の種類もとんでもない数があります。場合によっては新しくそれっぽい言葉を作ってしまっても通じますし、語尾もその立場や場面、状況によってどのような変化もあり得ます。オノマトペ、擬態語・擬声語も日常会話だけで約700種類といわれています。
世界でも類を見ない自由すぎる言語です。
外国人が日本語をマスターするのは至難の業なんだそうですね。まだ話すのは何とかなるとしても、文字を書くのは地獄の所業。常用漢字で2000文字、ひらがな・カタカナも約100文字。新聞などをすらすら読みたいなら熟語を数万~数十万種類も覚える必要があります。
日本人はこれを小1から徐々に訓練して大人になっていくわけです。我々が普通にこなしている学習は、世界基準で考えるととんでもなく高度なことをしていることになります。
日本語を自由に話して使いこなしているだけでも誇るべきことです。