そろそろ4月です。新しい生徒が塾に多く入ってきますが、新人の講師も入ってきます。
新人の講師はだいたい学生講師が多いです。その新人講師に心がけてほしいことがあります。
1つめ。
まず自分から積極的にいろんな人に挨拶するようにしましょう。これはどんな業界でも同じですが、挨拶が気持ちよくできない人は接客に向いていません。
相手に先に挨拶されたら負け、くらいの意識で挨拶してほしいです。これは生徒保護者にはもちろんですが、ほかの講師にもです。
挨拶できない人は、どれだけ教える能力だけあったとしても塾講師としては向いていないまであります。塾講師って積極的に生徒や保護者とコミュニケーションをとって人間関係を構築していかなければならないわけです。挨拶というのはその入り口です。でもそれを自分で閉ざしてしまう人間なわけです。正社員の立場からすると、あんまり積極起用できないな、となってしまうんです。なにより挨拶しないって、気持ちよい雰囲気がしないですから。
挨拶は基本、とはよく言ったもので、やっぱり人間関係構築のうえで欠かせません。
2つめ。
教材研究を積極的にやりましょう。はじめのうちは研修です。たぶん何回目かの研修で模擬授業をすることになります。
たまにいるんですよ、なんにも準備してこないで行き当たりばったりで模擬授業をしようとする猛者が。なぜか自信満々で。でも所詮は素人ですからいざ模擬授業をしてみたらボロが出まくるというのがオチです。
起用する側の立場からすると、そんな講師は危なくて起用できません。ちょっと難しい教材になったらすぐには解けず、詰んでしまいます。実際の授業だって教材研究が必要なことはあるわけで、模擬授業すら教材研究をしない人は塾講師の仕事をナメています。
教材をナメている人は生徒保護者に対してもそういう態度です。起用しません。
3つめ。
雑用を積極的にこなしましょう。いや、雑用というか、本当に必要な仕事なんですけれども。塾講師は教える仕事のほか書類仕事も多いです。仕事ができる人はその両立がうまい人です。
雑用をこなせて授業もうまければ、この人はデキる人だなと思ってもらえて、授業でも積極起用してもらえます。
授業しか仕事をせず雑用に手を出さない人は、いいとこ取りしかしない人なんだな、となります。あまり快く思われず敬遠されてしまうかもしれません。まぁこれもほかの業種でも同じことだと思うんですけれどもね。
先輩講師に何かやるべき仕事がないか逐一聞いてみるのが良いのではないでしょうか。
4つめ。
ホウレンソウをしっかりしましょう。新人であっても研修期間中であっても、生徒や保護者から見たら塾講師なんです。わからない仕事や対応の仕方が出てしまったら、すぐ報告・連絡・相談です。
むしろ自分だけで解決してしまおうなんて思わないでください。間違った対応をしたら会社全体の信用が損なわれます。特に塾講師は生徒の学力や進学、家庭環境に至るまで、普通だったら目にしない情報をたくさん扱っているわけです。
何かミスがあると、生徒保護者から「この塾は信用できないからダメ」という烙印がすぐに押されてしまいます。これはおそらくほかの業種よりも危険性が高いです。自分だけで解決しようとせず、むしろ必ず先輩講師を間に置いてください。それがミスをなくす予防線です。
5つめ。
教室のルールを把握しましょう。塾は、会社によってももちろんルールが違いますが、同じ系列やブランドであっても立地や物件、規模などで教室ごとに独自ルールがかなりあるのが特徴です。すべて一律でやっている塾なんて大手であっても1つもないと思います。
たとえば生徒の欠席の連絡を受けたとしても、集団型グループ授業をメインにしている教室と個別型授業をメインにしている教室では講師間の共有の仕方が全く違うはずです。
コンビニのようにどこでも同じ質、同じ接客、というのはありません。それは塾がより親密に生徒保護者をサポートする体制をとるためなんですね。
その独自ルールをしっかり把握することが現場で動ける人になりますので、正社員や先輩講師の行動や助言を大切にして、あるいはよく観察して研修してもらえたらと思います。
また正社員、先輩講師の人たちは、新人講師を精一杯支えてほしいとも思います。教えるのが仕事なんですから、新人講師1人育てられないようならば塾講師失格です。新人講師の頼れる存在になるべきです。