現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

集団型グループ授業で生徒が騒いでしまう・・・その対処法とは

どうしてもあると思うんです。集団型グループ授業で、生徒の私語が絶えなくなってしまう場合。特に若い先生の場合、どうすれば生徒が集中して学習に取り組める環境になるか経験が不足していますので、どうしたら収まるのか立ち振る舞いがわからないんですよね。

ベテランになってくるとその場その場の空気を支配する力が身についてきますので、特にこちら側から働きかけなくても生徒の集中する空間を作り上げられます。ベテランになっても生徒が騒いでしまう場合は・・・ちょっとその先生は教える職業は向いていないかもしれません。

これは学校の方が起こりうる話です。クラス生徒の人数が多ければ多いほど一人ひとりに視線が向けにくくなりますので。

一時期、学級崩壊が問題視されていた時代もありましたよね。あれは生徒側の問題でもありますが、その場を仕切れない先生側にも大いに問題があります。

今回は集団型グループ授業で生徒の私語が絶えない場合、その対処法です。

 

まず生徒はなぜ私語をしてしまうのかですが、それは授業よりも周りが気になって仕方ないからなんですね。授業そっちのけでコミュニケーションの場に変えようとしてしまうんです。これは未成年特有の不安や興味関心によるものですので、押さえつけようとしてもどうにもなりません。押さえつけるとより悪化していく懸念すらあります。

ですがこれの放置はよくありません。私語をしている生徒はそれで満足できるかもしれませんが、その他の生徒は、授業に集中したい子が集中できない環境になってしまいます。そのストレスは半端じゃありません。先生側はなんとかはたらきかけて、すべての生徒に満足いく授業を提供していく必要があります。

 

だったら手は1つ。

先生も授業中、積極的にたわいもない話を振ってしまうことが一番の対処法です。

 

そんなことをしたら余計に私語が止まなくなってしまうのでは? と思うかもしれませんが、逆です。

生徒側はコミュニケーションを誰かととりたくて仕方ない状況になっているんですね。その対象が生徒どうしになってしまっているから問題なわけで、先生がやってしまえば牽制できるわけです。

その場を収めるためには主導権を先生側が握ることが大切です。授業の主体は生徒であるべきですが、主導は先生であるべきです。

ですから、適宜適切なタイミングで先生側から雑談を仕掛けて、ある程度話が盛り上がったら気持ちを切り替えさせて授業に集中させる、そしてまた私語が始まりそうだったらまたこちら側から牽制して、また集中させる、これを繰り返していくわけです。

はじめのうちはうまくいかないかもしれませんが、私語をしたい生徒が満足できればその場は収まるわけですので、だんだんと先生が空気を支配することができるようになります。この先生の話を聞いていれば面白い、と思ってくれるようにまでなれば種まき完了です。時間はかかると思いますが、そうすればいつでも集中できる空間を作ることができます。

 

なおベテランがなぜ空気を支配する力が身についているのかというと、この牽制を授業の学習内容から逸脱しないでもできるからなんですね。授業の中でも生徒が興味を持ってくれそうな話題を日常生活や興味関心と絡めて適宜ポンと振れるので、そこで生徒の集中を引き出すことができます。やっぱりベテランはベテランなんです。

だからベテランになっても生徒が騒いでしまう場合は、そういう引き出しがない先生ということなので職業に向いていないということになります。若い頃に頑張ってこなかったツケが年をくってから回ってきているわけです。

 

若い先生はいろいろと苦労すると思います。

でもそれは年齢が近い分、生徒がより先生に興味を持ってくれているからこそのことなんですね。

ですからそれに応えてあげつつ、授業もしっかり成立させましょう。