現役塾講師の教育さまざまブログ

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「縄文時代」の表記の謎

縄文時代という名称は、縄目の模様の土器つまり縄文土器が出土したことから名付けられています。

ここで不思議はないでしょうか。

とは言いますが、縄文は別に文字ではないんですよ。神代文字という文字が使われていたという説があるにはあるのですが、それも別に縄みたいな文字というわけでもないですし。何にも文字とは関係ないんです。なのに縄文。

 

実はもともと縄文は、「縄紋」と書かれていました。

きちんと「紋様」からとった文字が当てられていたんですね。

ですが、「紋様」という文字がいつの頃からか「文様」と書くことが定着し、それに呼応するように「縄紋」も「縄文」と書くことが定着してしまったのでした。

研究によれば、1880年代くらいから「縄文」表記が使われるようになりはじめ、1930年代の頃から「縄紋」「縄文」の表記が併用されるようになってきたそうです。1945~1950年くらいに完全に「縄文」の表記に変換され今に至るということです。

 

一部の歴史学者や研究者は「縄文じゃ意味がわからないからやっぱり縄紋表記に戻すべきでは」と主張しています。実は私もそう思います。べつにそんなに難しい漢字というわけでもないですしね。

漢字簡略化は文字の進化の上で仕方ないとはいえ、正しい意味を継承することも大切なのではないかと思います。