現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

理不尽なクレーム その4

第4弾です。

小学生で中学受験を行った生徒が2人いました。結果、片方は無事合格し、もう片方は落ちるという結果になりました。

それぞれ面談も行い、特に落ちてしまった方の生徒と保護者にはその後のケアも念入りに行い、そして3月。どちらも進級してくれまして中学生になっても継続して授業に出てくれるとなり、うちの塾の集団型グループ授業では3月から中学生としての学習を開始するわけなのですが、そこで事件は起きました。

 

落ちた方の生徒とその保護者が、「合格した生徒と同じクラスなのは配慮が足りない!」「バカにしているのか!」「うちの子を落ち込ませた!」と怒鳴り込んできました。

3月時点ではまだクラス分けをしていません。まだ実際に中学校に入ったわけではないですからみんな同じスタート地点という意味で1つのクラスにまとめて授業を行っていました。たしかに同じクラスなのは間違いありません。でもそういった意図、もちろん事前に説明していましたよ。

それ、配慮が足りないとは言わないと思います。塾のシステム上そうなっているんです。それにいつまで不合格を引きずるんですか。新学期なんですよもう。

 

ですがその生徒も保護者も怒りが収まらないのか、おそらく落ちた腹いせという側面が大きかったのだと思うのですが、その当日、今度は本社の人事にもクレームを投下してきました。

これ、非常に悪質だと思います。こちらが現場として処理を進めている最中、その報告がまだ本社に行っていないタイミングを狙ってすかさず本社にクレームを入れるという巧妙な手口で現場の人間を陥れようとしたわけです。完全に狙ってやっています。何も知らない本社の人間は「なぜクレームを本社に共有しなかった!」とおかんむり状態。

当然状況を知らない本社はその親子の味方になり、うちの教室の関連した職員は本社の人間から全員聞き取り調査が行われる事態に。休日返上で面談です。うちの教室が会社の敵として認定されてしまったのでした。誰も何も悪くないんですけれどもね。システム上同じクラスになるのはしょうがないんですから。強いて言うならそういうシステムにしてしまっている会社本体の責任です。

 

こういう場合、集団型グループ授業に居づらいならば個別型授業に移ったりすれば良いんですけれどもね。落ちた方の生徒、なぜか集団型グループ授業に居座って文句を言っている状況。

とうとう合格した方の生徒とその保護者にもその騒ぎは届いてしまい、今度は合格した方の生徒が教室に居づらい状況に。

 

もう仕方ないので双方に謝罪の上、クラス分化を早めることで対処しました。まだ中1序盤ですから人数が少ないのでクラス分けすると正直大赤字です。ですが本社も状況をよく把握していないくせに対処しろと急かしてくるものですからもうどうしようもありません。

そうしてようやく事が落ち着いたと思ったつかの間、落ちた方の生徒とその保護者がまた塾にやってきまして、「クラスの人数が少なくなったのはつまんないし競争の意味がないんで、塾、やめま~す」とその場で手続きを取って去っていきました。

 

そのクラスを分けてそれぞれの人数が減ったのっていうの、あなた方が騒いだせいなんですが。職員や周りの生徒まで疲弊させてクラスの雰囲気を暗くしたのもあなた方のせいなんですが。

被害者ぶって騒いで、こちらは赤字を被って、本社からの信頼も揺らいで、周りの生徒にも悪影響を与えて、それで最終的にはそれって。

今になって考えると、落ちた腹いせで教室も周りの生徒もすべてを混乱させることを目的にやっていたのだと思います。だからその目的が達成できたのでスッと退場していったのだと思います。本物の迷惑客でした。