現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

例えを盛大にミスって怒られた話

もう時効だと思って書くのですが。大失敗談です。本当はずっと前に書こうとして、うまく記事にできなくて今回も書こうか迷っていたやつだったんですが。

昔、勉強ができないことをものすごく気にしていて、頑張っているんですけれどなかなか成績が伸びない子がいました。中学2年生で学年末テストを控えていて、どう勉強すれば良いのか相談しに私のところに来たんですね。もう泣きそうな感じ。

 

いろいろ相談に乗った上で、それでもその生徒は納得いかず。そこでこんな話をしました。

レトルトカレー、あるじゃないですか。500円とか600円とかで売ってる高級なものはもちろんうまい。1000円以上の高級なやつなんて本当にうまい。普通は200円とか300円とかで売ってるやつばっかり。でもそういうのもうまい。

1食80円くらいで売ってる、具なんて何にもないレトルトカレーもスーパーの端っこで並んでるじゃないですか。あれも割り切って食えばなんとかなる。でもあれって具を加えたりトッピングをしたりすると普通にもっとうまくなる。高級品を超える可能性を秘めている。派手さはないけれどそれをどう調理するかが大切なんだ。

今の君は80円のレトルトカレーだとしても、これからも一生懸命勉強してトッピングを加えたら高級品にも劣らないカレーになることだってできる可能性があるんだから、これからも勉強を頑張るべきだ!

 

でもね、タイミングが悪かったんですよ。君は80円のレトルトカレーだ、のところで電話がかかってきてそれに対応していたら話が終わってしまって。続きの話ができず。嘘みたいな本当の話です。

80円のカレーの烙印を押しただけになってしまったわけです。

 

その日の深夜、その生徒の保護者から怒りの電話がかかってきまして、「うちの子にそんなことを言うなんて!」って。そりゃそうです、80円のカレーの烙印を押して終わりなわけですから。家で大泣きして両親に報告したんだそうです。

そのときはもう平謝りです。どういう話がしたかったのかとか、どういう意図があったのかとか、いろいろと説明したのですが挽回できず。もう完全に私のミス。ひどいミス。結果、担当を引きずり下ろされました。これは本当に私が悪い。

ちゃんと最後まで話ができれば良い話になったとは思いますが、途中で切ったらとんでもない話です。

 

というか後から考えたのですが、そもそも例え話を持ち出したことそのものが良くなかったなぁと。例えってその人にどう伝わるかわからないじゃないですか。例えを使ってしまった時点で私が駄目だったんだと猛反省。

それからというもの、例えは確実に相手に伝わるシーンを慎重に選んで、相手の理解力も測りながらタイミングを選んで使うようになりましたとさ。