現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

ダメな塾は潰れる運命

衝撃的なニュースが飛び込んできました。といってもまだリリース前の情報なのでどこまで信頼して良いのか不明なところもありますが、でも情報収集してみたところほぼ確定。

全国展開するまぁまぁ大手、といっても5番手とか6番手とか7番手くらいの中堅層の塾が、来年度から展開を大幅縮小していくんですって。一部の教室は閉業。たぶん誰もが一度は名前を聞いたことがあったり看板を見たことがあったりする塾。名前は当然出せませんが。同時に2社も規模縮小ですって。

 

背景には少子化や人手不足があるのでしょうが、私の知る限りではその2社はどちらもコストカットの方向性を間違えた塾ですね。いろいろと変な話がありましたよ。

教室の、授業に必要な備品をカットとかいうわけのわからないことをしてみたり、あと一番ダメなのは新人講師の研修費用の削減。

本当だったら新人研修のうえ試用期間を設けて適正をチェックしてから現場に本格投入というのが定石なのですが、研修に費用を割きたくないからなんと試用期間をカット。そして新人研修そのものも期間をけっこうカットしていたと聞いています。新人講師としても早くから本格的に稼げるようになるので会社と新人講師の間ではWin-Winの関係ができあがっていたのだとは思いますが、その結果行われるのはクオリティの低い授業。授業のやり方も教室のことも右も左もわからないような講師を現場投入し続けていたら、そりゃ客離れを起こして崩壊しますわ。ド素人を現場に出しているわけですからね。

どちらの塾も自業自得、トンデモ運営を続けていた有り様が規模縮小という代償です。その塾を信用して入った生徒や保護者が気の毒でなりません。

 

塾は民間企業ですから、そりゃ経営も大切ではあるんですが、提供しているのは教育です。高い品質の授業を提供し続けるのがもっとも大切です。あとは気軽に相談に乗ったり、進路指導を的確に行ったり、テスト対策をやったり、保護者への情報提供やセミナーなどの機会ですね。それらをバランス良く行って、信頼関係が結ばれるわけです。

経営だけに振り切ってしまう、金銭欲にまみれた経営者の運営する塾だと、やっぱりどこかバランスが失われて崩壊を起こすのが運命です。今まではなんとかなっていたとしても、少子化のこの世の中ではもうそういった経営では太刀打ちできません。ちょっとした判断ミス、方向性のミスも命取りです。

ダメな塾は今後バンバン潰れていくことになると思います。これから塾に入ろうとしている方は、その塾がどういった性質の塾なのかよく見極めて、失敗のないよう塾選びをしていただけたらと思います。