現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

中3にびっくりされること

中3はいま公立高校入試の過去問演習のまっただ中なんですが。すごく驚かれることがあります。

 

生徒「先生、過去問で質問があるんですが、でもいま問題が手元にないんで後で教えてもらっていいですか?」

私「いや、どの年度と問題番号か、あるいはだいたいどういう問題なのか言ってみて」

生徒「たしか○○を△△する問題で・・・」

私「ああ、それはね」

 

って、何にもない状態で問題の解説を始めるわけです。ノートなんかその場で書いてあげたりして。

私立も公立もどの教科も数年分は暗記していますから、べつに問題なんて見なくても解説できるんですけれども、これに生徒はびっくりします。エスパーか、って。

 

前にもこんな記事を書きましたけれども。

jyukukoushiburogu.hateblo.jp私の場合は中学受験と高校受験を主に専門としているので、いろんな公立や私立の学校400回分くらいの入試問題はかるく暗記している状態を維持しています。いくつかは大学受験の問題もわかっています。ただ大学受験はやっぱり問題が複雑なので、解説はできますが丸暗記はキツいですね。

高校受験ていどだったら瞬時に問題の特徴を言ってもらえれば「あれだな」っていうのがわかりますので、瞬時に記憶の引き出しを探って解説に移れます。

問題をいちいち探して解答を見て、解釈して、それから解説、なんてしてたらその時間がもったいないです。すぐ提供、瞬時に解説、これが生徒に大切です。

 

あんまり周りの講師でも、ベテランであってもこれをできる人はいないです。どれだけ自分も生徒と同じ立場になって問題を真剣に解いてみたかでできる・できないが分かれると思うんです。

ちなみに塾内で扱っているテキストやワークなどの問題も、問題の特徴を言ってもらえればどの本のどの単元かくらい簡単に当てられて、もちろん解説もできます。

 

塾講師って本来みんなこうあるべきだと思うんですけどね。塾を、わざわざお金を払って授業を受けたい、質問したいって思えるような場所にしなければならないわけですから。すぐサービスを提供できる準備をいつでも整えておくって大切だと思うんです。

そしてこういうのこそベテランの強みだと思います。新人講師や学生講師にはどんなに無理したって絶対に真似できませんから。こういう場面はベテランこそ頑張るべきです。