公民分野で、裁判員制度や法テラスの存在意義を答えさせる問題って出てきますよね。中3です。入試なんかでも最近よく出てきます。
その際は欧米の弁護士数やその弁護士が国民1人あたりにどれくらいの数いるのかというグラフがだいたい登場して、日本は弁護士の数が少ないことが読み取れるので「人々が司法に興味を持つようにするため」「司法をより身近な存在にするため」などと説明して答えることになります。
解答としてはそれが正しいです。
たしかにデータで見ると日本は司法関係者の割合が低めですよ?
でもそれを答えさせる問題って、子どもにそのままやらせて良いことなのでしょうか。
欧米諸国と比べて日本は犯罪率が極めて低いんです。先進国の中で一番低いんじゃないですかね。もちろん凶悪犯罪はたまに起きますけれども。でも各国と比較して非常に治安の良い国なわけです。
当然裁判の件数も欧米諸国より少ないですから、そりゃ司法関係者のいる割合も低くて当然なのではないでしょうか。必要ないんですから。欧米諸国みたいに10分に1人も銃が原因で死亡しているような治安と日本の治安を一緒にしないでほしいものです。
もちろん、万が一犯罪に巻き込まれてしまった場合には司法に頼ることになりますから、司法関係者は多い方が良いのは確実です。ですがただその数量や割合だけから断片的に判断させて、日本の司法制度が遅れている、みたいに勘違いさせる内容を子どもに与える学習はどう考えてもおかしいですよね。錯覚ですよ。
ちゃんと日本の治安が良いということを教科書に盛り込んだらどうですかね? それを抜きに他国と安易に比較するのは駄目だと思います。
いま外国人観光客が急増していて、そのリピート率は7割なんて言われていますけれど、それは日本の治安の良さが関係しているというデータもあります。安心できる国であることが日本の根本に存在するため、外国人もその価値に気付きつつあるので観光客が絶えない状態なんです。
こういう教科書で語られない日本の部分、学校の先生や塾講師はきちんと子どもに教えていくべきです。