現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

京浜工業地帯と京葉工業地域の関係性

京浜工業地帯は人が多いのでメディアが発達、特徴は印刷・出版業、そして京葉工業地域は太平洋側なので石油化学と製紙・パルプというふうに習ったと思います。

京浜は東京・横浜の略ですから東京から神奈川県にかけての工業地帯、京葉は東京・千葉の略ですから東京から千葉県にかけての工業地域です。

この2つの工業は相関性があります。

 

まず京葉工業地域ですが、製紙業が非常に活発です。

紙って大型の工場が必須です。また安定して材料を手に入れられる場所でないと成立しません。日本の場合は海外から紙の原料であるパルプを輸入し続けられる場所でないといけないという条件がまずあります。千葉県は実に製紙業に向いた土地であるということになります。

おそらく紙の工場を新しく別の土地に作ろうとしても成立しないと思いますね。細々と運転するだけなら可能かもしれませんが、そもそも工場への初期投資で最低でも数百億円が必要になります。新規参入が非常に難しい業界です。

そして京浜工業地帯では印刷・出版業が盛んです。気づいたと思います、京葉工業地帯で作った紙が隣の京浜工業地帯で買われて、それが印刷・出版に活かされているわけです。

お互いが強固に結びついているから産業が成立している地域なんですね。

京浜工業地帯と京葉工業地域は東京を隔てて隣どうし、そして立地がこの場所でないと成立しない。これが絶妙なバランスで成立しているから強いんです。

 

よく工業地帯と工業地域を習ったときには暗記しろって言われるかもしれませんが、どうやってその土地に根付いているのかを考えるとそれほど学習は苦にならないと思います。学習する際のご参考に。