現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

熱いドイツ人と日本文化のお話し

仕事上、外国人で英語を教えている方と会う機会があります。

たまにしか会わないのですが12年ほどの付き合いのドイツ人英語講師がいます。その人とつい先日久しぶりに会ったのですが、その方、母国では建築学もやっていてなかなかすごい方です。

そのドイツ人、もう日本で20年以上過ごしているのですが、この前初めて奈良の東大寺に行ったんですって。ずっと行きたかったのに行けてなかったんだそうです。そのときの話がすごかった。

東大寺天平様式という奈良時代の建築様式をメインとして、鎌倉時代や江戸時代の建築様式も少しずつ混ざっているハイブリッド式建築なのですが、これがそのドイツ人にブッ刺さったらしいです。

「なんであのクオリティであんなに大きな建物で耐震構造まで備えているんだ!」って、素人にはちょっとよくわからない専門的な話を写真を見せながら延々とされました。

まぁわかりますけれども。1本の大きな柱を何本も並べて、壮観ですし、そもそもその柱を切り出す技術がすごいとか、そういうのはわかりますよ。あれは一目ですごいってわかりますからね。でも細かい部分、専門家だとよりすごく感じることができるんですって。いやー、わからん。

そして「石畳が少し崩れている寂しげな様はまるで禅のようだった!」とか。

そこは東大寺華厳宗なんだから禅はあんまり関係ないぞってツッコミを入れましたけれども。

で、「あなたは日本人なんだからもっと日本を知るべきだ!」って。

 

いやいや、そういうのって感覚でなんとなくわかっていれば良いんじゃないですかね。マニアックな知識を持ち出されてそれを言われても困惑。

それほどすごかったと伝えたかったのでしょう。

 

いま外国人観光客がすごく増えていますけれども、学問目的で観光しに来てる外国人もある程度いるもんなんでしょうかね。

だとしたら島国なのでいろんな固有生物もいますし、もちろん歴史が長いですから建築やインフラなんていくらでも見る場所がありますし、食文化も異質ですし。だから外国人観光客が多い側面もあるのかなと少し思いました。どんな趣味を持っていてもある程度欲を満たせる器があるのが日本文化の強みなのかもしれません。

 

それまではそのドイツ人、あんまり観光には興味なかったそうなのですが、今は日本国内をいろいろと旅行したくてたまらなくなっているそうです。