おそらくですが、中1から中2くらいまでは説明文よりも小説文の方が感覚的に読めるから簡単、という人が多いと思います。実際そうだと思います。問題も中1から中2に合わせて記号問題や書き抜く問題、そして説明しなければならない問題もかなり易しく作られていますので。
それが中3以上になると小説文の説明問題が一気に難しくなります。
説明文でも説明問題は出ますが、そもそも説明文は筆者が何か説明しようとしていることがあってその主題さえ読み取れればだいたい何を言っているのかわかるんですね。
ですが小説文の場合、ただただ淡々と物語が進んでいく場合があり、まずどこに説明しなければならない内容が隠されているのかわからないという場合が発生します。
その対処法としては「場面」の読み取りを行うということになるのですが、その場面も時系列がめちゃくちゃだったり、ふいに回想シーンが入ってきたりしますので、だから小説文は説明する問題が難しくなるんです。
さらには1箇所だけでなく文章のあちこちにヒントが散らばっている場合はもっと厄介になります。
一番タチが悪いのは、「このときの登場人物の心情を説明しなさい」「このときの登場人物の心情の理由を説明しなさい」です。そんなのわからないじゃないですか。人の気持ちなんていうのはいろいろと複雑に入り混じっているわけですので。だいいち本当の心情は筆者じゃないとわかりません。いや筆者だってそれほど深く考えずに筆を進めていたかもしれません。
大原則としては、文章中から読み取れる内容をとにかく探して、場合によっては言葉を置き換えたり文脈をあれこれいじったりしながら説明を完成させることです。キーワードらしいキーワードもない場合もありますから、そのときは文脈を探すことを心がけてください。
あとだいたいそういう問題は、物語の山場の場面です。クライマックスなどと説明されているテキストも多いと思います。場面の一番の盛り上がりのことです。
でも、具体的な対処法がそれくらいしかないんですよね。
とにかく問題数を多くこなして、どうやったら的確・適切な説明ができるか、問題を解くスピードも気にしながらいろいろと試行錯誤を繰り返してみることが大切なのではないかと思います。
国語の読解は、本格的に勉強し始めてから成果が出るのは半年後などと言われています。今年度受験を控えている人は、今から始めてももうアウトですね。
今まで頑張ってきた人は、入試に向けてさらに精度を磨いていきましょう。