現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

なぜ小学生にはシャーペンではなくて鉛筆が推奨されているのか

ずばり、シャーペンですと

 ・ずーっとカチカチやってしまう子が出てくる

 ・分解して遊び出す子が出てくる

 

この2点です。授業の内容そっちのけでシャーペンに全集中してしまうんですね。だから禁止にしている小学校とか塾が多いんです。

たまに「鉛筆の方が筆圧が強く書けるから」と説明する先生もいますが、あれはフェイクです。そんなことありませんよ、シャーペンもグリップがしっかりしているものだったら普通に書けますし。

それを言うなら「鉛筆の方が芯が太いからトメ・ハネ・ハライをやりやすい」って説明してください。それは実際あります。シャーペンだと機械的な線しか書けません。鉛筆の方が字の形が鮮明っていう点で理にかなっています。

 

あと「鉛筆の方が握り方の勉強になる」って言う先生もいますが、それもあんまり関係ないですね。今は便利なグッズが売っていて、握り方を矯正する三角形のグリップとか売ってますから。あれを使えばシャーペンだってちゃんと握れますよ。

 

そう、ずーっとカチカチ、ずーっと分解して遊ぶ、これがシャーペン禁止の真の理由です。

でもこれって保護者も薄々感づいていると思います。だって自分の小学校時代を思い出してみてくださいよ、絶対いたでしょ? カチカチマン、そして授業中もひたすら分解が生き甲斐みたいになっているヤバい子。

なぜかこれを先生たちはわざわざボカして禁止理由を作っています。

私はそういうの正直意味がわからないと思っていますので、けっこうダイレクトに理由を保護者にも生徒にも伝えています。

「シャーペンはべつに禁止にしません。でも遊びだす場合や本来の使い方ができない場合は没収、代わりに鉛筆を使ってもらいます。」

これで良いじゃないですか。何がいけないんでしょうか。

で、実際ちゃんと私の受け持つクラスの子たちはみんなシャーペンを普通に使いこなしていますよ。何の問題も発生していません。

あ、でも漢字や熟語の練習だけは鉛筆を推奨していますかね。やっぱり「トメ・ハネ・ハライ」はしっかり練習の中で体に身につけてもらいたいですから。

 

便利なものは使い方を間違えなければ便利なんです。それを学んでもらうのも日々の学習だと思います。理由も正しく伝えずただただ禁止、っていうのはあんまり良くないですよね。