私ははじめから塾講師になろうと思っていたわけではなくて、学校の先生を目指していました。あるいは研究職。
たぶんこのパターン多いんじゃないですかね。学校の先生を目指していて、大学時代に塾講師で場数を積もうとしてバイトして、その流れのままこの職場良いなとなっていくパターン。そのまんまの流れで入社試験を受けて研修受けて、みたいな。バイトからの積み重ねがあると給料も少し上乗せされますし。
でも私の場合、流れはそうじゃないんですよ。
いろいろな教科を教えたくて、はじめ小学校の先生になろうと思っていましたが、学校の先生って本当に教科以外の仕事が多いんですね。実は常勤で何年か働いていた時代がありまして、学校の現場の実態はよく知っているつもりです。
で、あるときふと気づいたわけです。学校は人間形成を目標にして運営されているわけです。だから学習だけではなくて掃除の時間や給食の時間、そして学級の時間や遊びの時間もすべて教育なんです。
その考え方はもちろん受け入れられるのですが、自分のやりたいこととどうしても乖離を感じてしまって、それじゃあ教科だけを専門に教える仕事、そうだ、塾講師だ! となっていったわけです。
私の場合は先生になりたいという目標のほか、研究職もやりたいと元からぼんやりと考えていたのが塾講師になったもっとも大きな理由です。教材の研究や入試問題の研究、そういった学習に関することをいろいろ個人的に突き詰めて、それが塾講師の仕事に活かされる、そして授業までできる。最高の条件だなと思います。
さらにはもともと趣味レベルだったデザインとか造形とか、そういうのも保護者や生徒向けにプリントやポスターなどを作るときに活かされるんです。
私にとって塾講師は、いちばん私の能力が活かせる場だと思っています。
ほかの塾講師の方はどういった理由で塾講師をやっているんですかね? あんまりそういうのって同僚にずかずか気軽に聞けることではないので、気になる部分ではあります。
はじめから塾講師になりたくて塾講師をやっている人っているんですかね? あんまりいないような気がします。