中1の地理でアジア州を習いますが、中国の話題になると「経済特区」という言葉が出てきます。
沿海部に用意された外国企業誘致のための大規模な用地のことです。よくこれを地図とともに説明させる問題が出てきて、「外国との貿易がしやすい沿海部に作られた」などと答えることになるわけですが、なぜか地理用語、経済用語のような形で「経済特区」と出てきてしまうのです。よく考えるとおかしいんです。
経済特区とは本来、優遇措置や規制緩和など、その国や地域の経済発展を目的とした特別地域のことを指します。ですからさも中国だけ持っている特権かのように「経済特区」という言葉が広まっていますが実際はそんなことありません。
中国だけではなくて世界各地にこういう地域は存在します。例えば日本にも存在しています。沖縄がその1つです。沖縄は観光地形成促進地域となっておりリゾート地としてブランド化させている経済特区の1つです。ほかにもラオスやカンボジア、インドなども世界的に見ると有名な経済特区を持ちます。
これ、駄目だと思うんですよね。中学生を勘違いさせますもん。
誰が中国特有の事柄みたいに扱い始めたのかわかりませんが、明らかに教科書がミスリードしています。事実を歪めた解釈で「経済特区」という言葉を用語として教えています。
もしかすると教科書を作る大学教授や中学校の先生もよく知らないのかもしれませんね。これが問題化しないのが問題だと思います。早く正しい解釈に変えてくれないものでしょうか。
でも現状、「経済特区」は用語として教科書に出てきてしまっています。割り切ってよく理解しておきましょう。