「日」の漢字の成り立ちは? と聞かれると、2種類の答えが返ってくると思います。
「象形文字」「甲骨文字」
どちらも正解です。
そうなんです、どちらも正解なんです。ただし、国語だったら象形文字、社会の歴史だったら甲骨文字です。答え方を教科によって変えなければなりません。
どうしてそんなことが起きるのでしょうか。
国語の場合は「六書(りくしょ)」が元になっていますから、象形文字、指事文字、会意文字、形声文字、転注文字、仮借文字の6種類です。漢字そのものがどのようにできあがっているのかで6種類を判断することになります。対象は漢字というのがポイントです。
一方社会の歴史だと文字の発生地で判断します。甲骨文字(中国)、インダス文字(インド)、象形文字(エジプト)、楔形文字(メソポタミア)の4種類です。こちらは文字の発生というのがポイントとなります。
ここで、六書にも発生地にも「象形文字」が入ってしまっているのが混乱の原因です。
本当は呼び方をそれぞれ変えたらこんなことにならなかったんですけれども、最初に研究した方がそう名付けてしまったため、違うのに呼び方が同じになってしまうという現象が発生してしまっています。
文字の成り立ちは小学校でかるく教わったあと、中学校で本格的に学びます。
ですが学校で教わる場合、教科担当の先生はほかの教科の学習内容をよくわかっていませんから、六書と発生地の違いによって呼び方が変わることは教えてもらえません。
塾講師は教科をまたいで教えている先生が多いですから、きちんとこういうことが説明できるんですよね。
学校ではやらないことでも、入試に必要な内容だったら塾だと教えてもらえますので、今後入塾をお考えの方はご参考に。