現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

私が義務教育で一番役に立った学習

なにげに家庭科の、ご飯を炊く実習かもしれません。

一人暮らし歴が長いですから自炊が基本です。あんまり外で買ったり食べたりするのは好きではないので。

たしか中学生のときだったので、習ったときにはどう習ったかあんまりよくは覚えてないんですが、それを自分の感覚に落とし込んだんですよ。そのため水と米の割合が感覚的にわかるので、べつに何合だから水何ccとかそういうので炊かないです。ぜんぶ見た目と感覚で、気温と湿度も考慮しながら炊きたい分だけざっと米を入れて水もじゃっと注いでハイ、炊飯器。いちいち計量なんかしなくても完璧なご飯を炊けます。

これは義務教育の完全勝利なのではないでしょうか。

 

科目じゃなくて教科だったら何でしょうかね。

古典かもしれません。

大学~大学院時代に研究していたものが明治時代とか大正時代の文献までさかのぼって調べなくてはならなくて、そのためほぼ独学で難しい古典しかも原文を読みこなしたんですが、それを可能にしたのは中学校と高校でやった古典の基本内容だったと思います。あと習字。

こんな形をした文字だからたぶんこういう書き順で書いてて、これはこの漢字だな、なんていう読み方をしないといけないんですよ。どこを探しても現代語訳なんてまだない未解明のものを読んでいましたので。それを古語辞典と照らし合わせて1文字ずつ解読して、それを書き下して意味を考える、っていうのをずーっとやってましたね。

文献の書き手によっても文字の癖っていうのがありますから、なかなかはじめはうまくいかないもんで、一度書き下しても意味が通らなかったらほかの考えられる文字に変えて読んでみて、ああ、いけるな、みたいな。いつの間にかその人の文字の癖がわかって、文章の最後の頃には感覚で読めるようになっていて、そんなのも楽しみながら、毎回すべてが手探り。

やっぱり基本って大切で、中学高校できちんとやっていなかったら大変なことになっていただろうと思います。

 

やっぱり義務教育って将来必要なことを教わるんですよ。たまにダンス必修とかわけのわからないものもありますけれども。

今はなんのために学習しているかわからないようなことも、ひょっとすると数十年後に役立つこともあるかもしれません。学生の皆さんはとにかく目の前の学習を頑張っていただきたいです。