現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

「褒めて伸ばす」を勘違いしている講師たち

昔みたいに恐怖政治で成績を伸ばすなんていうのは時代にそぐわなくなりました。だいいち今そんなことをしたらコンプライアンス違反で社会で生きていけなくなります。そうでなくても、誰も生徒はついてきません。

「褒めて伸ばす」が主流になっています。これは塾もそうですけど学校でもそうですよね。

 

でもこれを勘違いしている先生がけっこう多いんですよ。

どんな駄目な部分も褒める、どれだけいい加減な学習の仕方をしていてもそれを褒める、と思っている勘違い講師が存在します。

それは違いますよ。

駄目な部分やいい加減な学習は褒めるべきではないんですよ。それはきちんと生徒に直してもらうべきなんです。

じゃあどうすればいいのかというと、駄目な部分やいい加減な部分はそれとして、それ以外を褒めて、でも直すべき部分はしっかり指摘するんです。これが正しい教育です。

 

なんでもかんでもとりあえず甘やかすのが正義だと思ってる頭のおかしい講師は教育に携わるべきではありません。その生徒が間違ったまま成長したら、その勘違いを大人になっても引きずって、いつのタイミングかでそれに自分で気づいたとしてももう矯正不能かもしれません。それって教育の失敗です。

駄目なもんは駄目なんです。ましてや子どもはその線引きが自分でできないかもしれない年齢なんですから、自分で気づけない状態であることを発見したらきちんと大人が教えるべきです。

 

ちなみにこういう勘違い講師が上司にいる場合、最悪なんですよね。

かつて私もそういう勘違い講師が上にいて、とにかく褒めろ、なんでもいいから褒めろ、と褒める教育的意義を何も理解しないままほかの講師たちに強制していたことがありました。しかも、悪いところであっても無理矢理でいいから褒めろなんて訳のわからんことを言い出す始末。そのときの雰囲気は最悪でしたね。

授業中に子どもが騒いだり遊んだりしても注意をどの講師もできない事態になり、もはや動物園状態ですよ。真面目に頑張りたい生徒たちが次々と塾を辞める事態に発展しました。

最終的には授業から堂々と抜け出して遊びに行って家に帰ってこない生徒が出て、保護者が気づいて大クレームになりました。ヘタすりゃ警察沙汰一歩手前でした。いま改めて考えると、クレームで済んだだけで本当に良かったレベルの話だと思います。

しかも自分がほかの講師に注意しないことを強制していたくせに、いざ大問題になった途端に「担当講師が適切な指導をしなかった」なんて言い訳し始めて、罪をなすりつけての責任逃れ。複数講師の証言でウソがバレて自滅して、最終的には辞めていきましたけどね。

こういうアホは絶対に先生やっちゃいけません。

 

一番の理想は、「本人も気づいていない些細な良いところに着眼して褒めて、そして自主性を高めて伸ばす」です。これこそが講師の存在意義です。

この講師と出会えて良かったなと、そう思ってもらえる講師ってたぶんそういうことができる人です。