現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

塾の行き渋りの理由「自宅学習の方が効果的だと思ったから」の真の意味

これはとある企業の出したランキングなんですが、保護者の考えるお子さんの塾に行きたくない理由の第1位が「自宅学習の方が効果的だと思ったから」なんだそうです。

 

本気でそう思ってるんですかね?

塾って受験のプロなんですよ。受験学年じゃないにしても、定期テストとか模試のプロでもあるんですよ。

どう勉強すれば良い成績が残せるのか、まともな講師だったら熟知していますので、塾の先生の教えを忠実に守ってもらえれば子どもが自分だけで学習するよりは塾に通ってもらった方が確実に成果が残せます。

保護者もそれくらいわかると思います。

 

ですから、「自宅学習の方が効果的だと思ったから」の裏の意味を読み取らなければなりません。

保護者にとっては塾通いさせると経済的な負担と送迎などの時間的負担、また面談やセミナーなど参加することもあるわけですから、なんといっても大変なわけです。だったら塾ほど成果が出ないにしても子どもに自分で学習させた方がいいや、と考える保護者が一定数いるのも無理はありません。

また子どもも、自分の時間を奪われる、遊びたいというのがありますから、極力塾通いはしたくないでしょう。学校で勉強しているんだからそれ以上のことをやりたくないというのが本音のはずです。だから「自分でできるから良い」と塾通いを拒否するわけです。

 

つまり「自宅学習の方が効果的だと思ったから」というのは建前で、実際は様々な要因が重なって保護者も子どもも塾を忌避している「当たり障りのない返答」が、「自宅学習の方が効果的だと思ったから」になるというわけです。

 

塾講師でたまに「自宅学習の方が効果的だと思ったから」をそのまんまの意味でまともに捉える人がいます。それでどうやったら塾に通ってもらえるかを本気で考えるのですが、そもそもが建前なので結論や対処法が出てくるはずもありません。でも定期テスト対策を無料で一般にも募集をかけたり、割引キャンペーンを無茶して行ったりして、なんとかしようとしてしまって、でも結局集客に繋がらなくて自滅します。

いやそこは自信を持って、その塾の学習スタイルを塾生に提供して、貫き通して、成果を上げていけば良いんですよ。

 

「自宅学習の方が効果的だと思ったから」

もしかすると本当に自宅学習の方が向いているという天才もいるかもしれませんが、ほとんどの場合はそんなことはあり得ません。しっかり教えを受けて、学習の方向性のハンドルを塾講師に握ってもらってやっていくべきです。

また、塾講師でないとどうにもならない部分もあると思いますよ。それは進学先の情報や受験の過去の状況ですね。受験校ごとの入試過去問の実施方法、取り組み方なんていうのも塾講師は情報が強いです。あと、一般には公表されていない受験情報も独自のルートで塾講師は持っていたりします。学校の先生は意外とそういう部分に疎い方が多いです。塾講師はそういうのを自分でいろいろと調べたり研修などで情報共有などもしたりしていますから、やっぱりプロなんです。

 

学習に少しでも不安や悩みを感じたら、信用できる塾に通ってみてください。それが突破口になるはずです。