武道とくに空手や合気道で多様される「押忍」という挨拶。
挨拶というかもはや返事にも使われてしまっているこの「押忍」ですが、由来にはいくつかの説が存在します。
武道の世界では「押して忍ぶ」「押し通す」という精神性から生まれた、相手への尊敬や忍耐、感謝を示す武道専用の言葉とされていますが、どうなんでしょう。
それよりも日本語の挨拶の特性にヒントがあるような気がします。
「おはようございます」「お願いします」「お疲れ様です」といったように、日本語の挨拶のほとんどは「お」から始まって「す」で終わります。それが省略されて万能挨拶として「押忍」ができあがったという方が自然ではないでしょうか。「押忍」という漢字が当てはめられたのは後付けである気がします。
と思って後でいろいろ調べたら、やはり最近では「おはようございます」の簡略化が由来という説が濃厚のようですね。
でも、そうだとしたらですよ? 挨拶を省略するって、相手への敬意を欠いた行為になるわけですよ。きちんと挨拶した方が相手への尊敬は伝わると思います。
これ、本当に武道で使われていい言葉なんですかね?
まぁ、だからこそ武道の世界だと簡略化で生まれた説はあんまり取り上げられないわけですが。精神性から生まれたという説を前面に出しているのはそういう意味がありそうです。本当の由来はいかに。解明される日はくるのでしょうか。