現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

塾講師は勉強できない生徒をどう思っているのか

はじめは「なんでこうなってしまうまで放っておいたんだよ」です。

 

でもそう思った瞬間から、様々な視点で分析しますよ。

習いたてのところができないのは仕方ないとして、その後もできなかったらしっかり原因を考えていきます。

宿題や復習ができていないのか、コツが掴めていないのか、全体的にできていないか部分的にてきていないか、用語がわからないのか、資料の読み取りができないのか、それによって次にどう行動すれば良いかを一緒になって考えます。

場合によっては生徒一人ひとりに合わせて学習スケジュールを立てて、どの教材をどういうふうに使っていって、授業外で進捗状況を確認したりまた別の課題が生まれたらそれもどうしていったらいいか考えたりります。ちなみにそういうのは講師としての仕事外のことですから、給料は発生しません。でも成績を上げたいですから必要なことはなんでもします。

そして一緒にできない部分を潰していき、繰り返して、そうすると徐々に成績は上がります。そうやっていくうちに生徒と講師の信頼関係も上がり、さらに効果はアップします。生徒のモチベーションが上がるわけですね。こちらもですけれども。

 

ちなみにそういうのをやらない塾もありますよね。生徒への接し方がドライな塾。そういう塾はあんまり良くないです。あえて成績を上げずに、成績が良くないままならむしろこのまま通い続けてくれる、と思っている場合すらあると思います。

成績アップばかりを過剰に前面に出す塾もどうかと思いますが、それ以上に楽しさばかりを推している塾もあります。あれは塾に生徒をつなぎ止めておきたくて必死なだけです。生徒・保護者を金づるだと思っています。通わない方が賢明です。というか、そういう塾はどうせ通わせても成績が上がらないので数年もすれば信頼がなくなり誰も通わなくなって潰れます。

子どもが勉強が嫌で嫌で仕方ないからあえてそういう塾に通わせる、という方も昔はいましたが、今はフリースクールや学童とかありますからね。わざわざ通わせても結果成績が上がらない塾なんて数年でオワコンですよ。経営ナメんな。

 

話を戻しますと。

でも本当にできない生徒の場合、そうやって解決策をどれだけ示しても実行しないんですよね。自分でどう頑張ればいいかわからない、あるいは頑張ろうともしない、代わりに遊びには余念がない、そういう生徒はもう、どうしようもないです。

正直そういう生徒は、高校以上は行かないで良いんじゃないかと思いながら接しています。でも塾に来ている以上はないがしろにするわけにもいかないですから、とりあえず必要な宿題は出して、あとはやってこなかったとしても自習室に呼び出したりして、それでも来なかったらもう放置しかありません。

 

だって民間企業ですからね。学校と違って学習への強制力はないんです。きれい事だけ言っているわけにいきません。

そもそも学習したい生徒たちが集まっているという前提ですから、学習しない生徒に関しては次にやる気をどう引き出したらいいか施行して、それでも駄目なら呼び出したりして、面談を行ったりして、それも無理なら放置しかないでしょう。

でもそういう生徒って、すぐ辞めます。親が通わせたいだけなんですよ。塾にとりあえず入れてしまえば勉強するんじゃないかっていう、希望的観測で塾通いをさせて、でも親子の意思疎通もあったもんじゃないですから、子どもは学習しないわけです。

そういうご家庭の場合、三者面談とかすると、親も子どもも、そして私も、初めて聞くような話がばんばん飛び出します。それがきっかけでうまくいくようになる場合もありますが、たいていは結局意思疎通が希薄で駄目ですね。

 

結論、勉強があまりにできない&やらない生徒の場合、家庭環境が良くなくて親が子どもとのコミュニケーションがヘタなんだなぁというのと、塾通いは向いてないでしょ、っていう思いです。口には絶対に出せませんけどね。

でもきちんと通って成績を上げたいという生徒・保護者には誠心誠意尽くします。

そもそも塾は成績を上げるためにあるんですから。成績を上げたいならそれだけこちらも頑張ります。