現役塾講師の教育さまざまブログ

現役塾講師が日々思っていることを様々綴ります。

学習塾の経営上の大きな問題点

それぞれの学習塾で様々なノウハウがあります。

普通の会社・企業であれば業務提携を行って、相乗効果が期待できます。事業拡大が可能です。

しかし学習塾は、手の内をほかの学習塾にさらすことがほぼありません。

例えば親会社・子会社の関係にある学習塾もあるにはありますが、業務提携は形だけで、実際は完全に独立した形で運営しているというのが実態です。こういう場合は顧客の情報だけは共有して、あとイベントがあるときや新しい教材が出たときはお互い宣伝しましょう、みたいなことばかりです。

 

これ、駄目だと思うんですよね。

学校だって研究校というのがあって、全国の教師を集めて研修会をやったりしているじゃないですか。学区内での教師どうしの研究会なんていうのもあります。

大学が率先してゼミや講演会という形式で技術の継承を行っている場合もありますよね。

でも塾はそれをやりません。

いくら自分の塾のノウハウが大切といっても、教育を謳っているわけですからそれを凝り固まった状態のまま外の空気を入れずにアップデートしていかないのは大問題です。

どこかの塾がその中継ぎ役をやってくれると良いのですが、やれるのは大型塾でしょう、でも大型の塾は教育より経営が大切だと思っている上層部ばっかりですので、やるメリットとそこに投資する意味が見いだせないのでしょう。

 

大型塾の経営体制というのはどこも現場と乖離してしまっていることがほとんどだと思います。

どこの塾とは言いませんが、塾の看板ともいえるロゴを世間に定着する間もなく数年おきに変更したりとか、事業の細分化で顧客に伝わらない横文字をブランド名にしまくったりだとか。あんなの一体何の意味があるんですか。

そうやって「仕事している感」を出して、何も意味のないことをしまくって、経営陣ですなんて名乗っている上層部ばかりです。

挙げ句コストカットとか言い出して、教室の備品すらまともに用意できなくなっている塾もあるくらいですから。知ってますよいろいろと。現場の講師は大変だ。

現場の下の人々が頑張っているから成り立っている大型塾ばかりなのが実態だと思います。

大型塾の講師の離職率、今すごいことになってますからね。コロナ禍以降から特に。

 

教育補助機関ですから、塾は。

民間経営ですからもちろん経営も大切ですが、教育とのその比率がおかしい塾は今後なくなっていく運命だと思います。

そのためには、様々な塾が協力して、ノウハウを共有して、より良い学習を実現すべきだと思うのですがいかがでしょうか?大型塾の経営者さん。初心忘るべからず、ですよ。